top of page

1st:種子の発芽について

発芽条件
種子の発芽は成長のスタートです。植物にとっては一生の中でも特に重要な意味があります。種子を発芽させるためには、発芽を促す外的要因を与えなばなりません。

 

①水分

休眠中の種子を除き水分を与えると種皮が柔らかくなって吸水し始め胚や胚乳が膨らみ種皮が破れやすくなると同時に種子の中の酸素の活動が始まり呼吸が盛んになり胚の中の幼芽・幼根が成長・種皮を破り外に延びだします。これが発芽です。

②温度

気温の高い時と低い時では、発芽や成長が異なってきます。種子の発芽には種類や品種によって発芽に適する温度があります。

③空気​​

発芽が始まると呼吸を盛んにするようになり酸素を必要とします。播種時に水をやりすぎたり水はけが悪かったり、土が固まってしまうような所では土中に酸素が少なくなり良い発芽はできません。

④光

種子が発芽するときに光を必要とする種類とそうでない種類とがありますが、光は水分や温度、酸素ほど発芽に対して影響は大きくありませんが、休眠の深いものや発芽に高温を必要とする一部ウリ類などもあります。

​発芽に光りを必要とするものを好光性種子・必要としないものを嫌光性種子と言います。

bottom of page